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stick-and-rudder

ロシアレンズ散歩


以前、トイカメラのホルガにハマっていた。

プラスチックレンズが写し出すチープでどこか懐かしい世界が大好きだったのだ。

ロシアレンズ散歩_b0171297_5472637.jpg


そんな世界観をデジタルでも...と導入したのが以前紹介したM42マウントの古いロシア製レンズ「インダスター」とメーカー不明のNikon用変換アダプター。

今回は散歩しつつ、その写りをためしてみた。

チープに写るといいな!




...ところが...f11 まで絞って撮ると...ありゃ、けっこう普通?
っていうか むしろ地味で渋い。
ロシアレンズ散歩_b0171297_11571981.jpg
ピントの線も細い感じ。



ロシアレンズ散歩_b0171297_11582750.jpg
絞り開放で撮影。コーティングのせいかレンズ内にある気泡のせいかハレーションが多めでちょっとソフトフィルターをかけたみたいな写り。
この辺をうまくつかえば面白そう。



NikonD70sの純正キットレンズとの比較。
こっちがキットレンズ。さすがにシャープでカリッとした描写。
ロシアレンズ散歩_b0171297_12144735.jpg


同じ位置からほぼ同じ画角で撮ると...

ロシアレンズ散歩_b0171297_12173613.jpg

こんな感じ。
コントラストが低くちょっと青めに写るみたい。キットレンズに比べてしっとりした印象。

最初の狙いだったトイカメラのチープさとは真逆、意外に繊細な描写をします。
安いからってチープな写り方ってわけじゃないんですね。
色なんかは湿度が高い感じで好みです。

FilmカメラのPENTAX SVで撮ったらキレイに写りそう。

とかいいつつ、最近はD70sもSVもサブ機化しつつあります。
使ってあげなきゃ。
by stick-and-rudder | 2009-08-30 14:52 | カメラ